キューバとアメリカが国交回復か?Vol1.
2014年12月、「アメリカとキューバ国交正常化交渉」のニュースが駆け巡った。
1959年に革命を起こしたフィデル・カストロは、数年前に引退し、同じく革命を起こした同士であり弟のラウル・カストロが現在政権を握っている。
フィデル・カストロが引退した頃から、キューバには徐々に資本主義が入り、いつ現在の社会主義国家が壊れてもおかしくないと言われていた。
去年の1月、私たちのところに世界を旅した2組の旅人がやってきた。
彼らに、「どこの国がおすすめ?」と聞くと、
2組とも「キューバに行った方がいいよ。まだいい状態の社会主義が残ってるけど、いつまで持つか分からないから。その前に行った方がいい。ヨーロッパスタイルのカラフルな建物に革命前のアメリカのクラッシックカーが走ってるよ」と、ほぼ同じことを教えてくれた。
ということで、去年の3月、キューバに行ってみた。
首都であるハバナの旧市街地は、街自体が世界遺産。
コロニアル調の建物の前をクラッシックカーが走っている。
人はとても親切で、地図を広げていると何人もの人が「どこに行きたいの?」と声をかけてくれた。
夜中、2時、3時まで、街中で音楽が流れ、人々が踊っていた。
旅行者が夜歩いていても安全だし、誰も気にしない。
旅行者用のホテルとして、「CASA」と呼ばれる民宿があり、私たちもそこに宿泊した。
政府公認の宿泊施設で、街中いたるところにある。
CASAのオーナーさんはとても親切で、キューバのいろんなことを教えてくれた。
スペイン語だけど……。
オーナーのお父さん(70代後半ぐらい)だけ、少し英語を話した。
「昔はもっと英語を話せたけど、忘れちゃった」って。
女の人は「韓流ドラマ」を見て盛り上がり、男の人は野球で盛り上がっていた。
続く〜。